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縁起物の代表格「龍」はなぜ縁起が良いのか丨龍の意味、風水、名前について

縁起物

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龍は存在するのか、龍の伝説とは

龍は体は蛇、4本の足、2本の角、耳、ひげをもち、全身をうろこに覆われている神話、伝説上の生き物です。

龍の神話や伝説は「水」に関係するものが多いため、水を司る神様として祀られています。

龍はどこからやってきたのか

中国では龍は実在していた?

貴州省の博物館に龍の化石があります。
その龍の角は、中国神話の龍と似ていました。

そのため、観光客だけでなく、地元の人たちも龍の化石を一目見ようと博物館を訪れるほどです。

この竜は、2億年以上前の海に生息していた水生爬虫類「新中国竜」に属し、1996年に貴州省安順市で発掘されました。

左右の頭部の最も広い部分から「生えている」龍の角は、長さが約0.27mのやや湾曲した左右対称の形状をしており、頭部から一対の「龍の角」が突き出ているのが特徴です。

この新しい中国の龍は、伝説の長角神に関する新しい証拠を提供し、中国の龍のイメージの起源に関する研究に新しいアイデアを提供しているそうです。

この化石を含め、龍が存在すると言われる証拠が複数あると言われています。

日本における龍の伝説とは?

日本で龍と聞いて連想されるのは「水」。

弥生時代の終わりごろ古代中国から龍が伝わりました。
龍は日本列島の形ともいわれ、古より龍が宿る神秘の国とされてきました。

また、縄文・弥生時代から日本人の心でもある稲に必要な雨を降らせる水神様として祀られてきました。

神社は稲を祀っており、稲の殻である藁を無限に結ってしめ縄として大切に奉られています。またそれに合わせて神社には必ず龍の姿があります。それは五穀豊穣を表し、稲にとってなくてはならない恵みの雨をもたらす水神様だからです。

もうひとつ稲にとって大切なのは大気を浄化する「雷」です。雷は「雨」に「田」と書くことから田んぼとの関係性の深さを表します。

また「雷」のより強いものを「稲妻」といい、これも「稲」の「妻」と書き、稲にはなくてはならないかけがえのないものと古から考えられています。

龍の降臨時に起こる「雷」「稲妻」は稲にとっての恵みの雨を降らし、浄化はもとより、天からの電気が空気中の酸化を一気に還元し、浄化する働きがあると言われています。

稲はそこから天のエネルギーをもらいます。実際に、夏に雷が多いと豊作といわれているのもそれが所以です。この大切な「雷」「稲妻」をもたらすのが、時空を越えて訪れる「龍」なのです。

そのため、日本人のルーツでもある稲を育てる龍は、縁起物として深く心の中に存在し、日本人の心の中には龍神様がいるのです。

龍の特徴、龍の中でも様々な龍がいる

龍の頭、姿、特徴

「頭はラクダ、角はシカ、眼は鬼、耳は牛、いただきは蛇、腹は蜃(しん。ヘビとキジが合体した幻獣)、うろこはコイ、爪はタカ、手のひらはトラ」これだけ見ると何が何だかわかりませんが、これが世界共通の龍の外見です。

龍は川、海、湖、池と水と関係がある場所に住んでいます。
これが水神様といわれる理由です。

「龍」と「竜」のちがい

意味に違いはなく「竜」は「龍」の略字です。

「恐竜は恐龍とは書かないじゃん」と思う方もいるかもしれません。
実は、中国語で恐竜は「恐龍(kong long)」と言います。

漢字が日本に来て簡単になっただけのようです。

龍の爪の本数で位が決まっている

爪の数を比べるために当時の龍が描かれた絵を見てみます。

中国では皇帝の龍だけが、足に5本爪を持って描かれています。
他の龍は3本のことから5本爪の龍は特別で、皇帝だけのものだったと考えられます。
日本の龍を見てみると奈良時代は4本だったり3本だったり5本のものもいます。

時代が変わっていくにつれて爪の本数も減っていきます。
室町時代には3本爪のものばかりになりました。

日本では龍は、妖怪のように思われていたので、他の妖怪じみたものと同じ3本爪になったのだと考えられます。

龍の彫刻の意味とは

お寺にはたくさんの龍の彫刻があります。
普段何気なく見ていますが「なんで龍なんだろう」と疑問に思ったことはないですか?

龍は仏教発祥の地インドで仏教を守る存在でした。
これを受けてお寺でも龍に守っていただこうと彫刻があると思われます。

また、龍は水神さまであるのでお寺を火事から守ってくれるとも信じられているようです。

特に縁起が良いとされる「一筆龍」とは

読んで文字通り「一筆」で描いた龍のことです。
「一繋ぎで途切れない」ことから人とのご縁を繋ぐ、ご縁が途切れないとされ、古くから縁起ものとして重宝されてきました。

「龍神」の存在について

龍神とはその名のとおり、龍を神格化した呼び方です。

地域の龍神様信仰の話や言い伝えなどでも聞いたことがあるのではないでしょうか。
日本では、古来から関係の深い神様として知られています。

経営者や政治家の間でも信仰する人が多く、パナソニックの創業者である松下幸之助氏、本田技研工業の本田宗一郎氏、出光興産創業者の出光佐三氏、昭和の首相でノーベル平和賞を受賞した佐藤栄作氏などが挙げられます。

偉人と呼ばれる方、成功者の方が龍神の力を借りてきたことから、ビジネス書やお守り、待受画面などで龍神様が注目を浴びることが多いです。

龍が縁起が良い理由、最強の幸運を呼ぶ?

龍には様々な意味が込められており、次のことから縁起がよいと言われています。

  • 昇り龍はすべての運気が上昇する
  • 天から地上に降りる降龍(くだりりゅう)は幸福を届ける
  • 願いを叶える如意宝珠という玉を持っている

中国では「運気上昇、富と幸福をもたらす」とされており、干支の中で最も縁起がよいとされています。

どんなことにもご利益があり、また、それを得られた方が多いことから最強の幸運を呼ぶと言われています。

龍は風水ではどんな意味があるのか?

風水としての意味は、龍のアイテムは願いを叶えるとされています。

置く場所として、最も良いのが玄関やお店であれば入り口です。
願いを叶えてくれるほか、邪気や厄災を払い、運気を良い流れへ変える力があります。

注意点として、龍は水を司ることから、火や電気との相性が良くありません。
キッチンや電気製品の近くには置かない方がベターです。
逆に水との相性は良いですから、水を扱うところや水辺が見える場所もOKです。

また、水の吉方位は北とされます。

龍マニアのパワースポット「田無神社」とは?

田無神社は鎌倉時代後期の創建で、パワースポットとして紹介されることが多い神社です。

五龍神という五行思想に基づいた五体の龍が祀られています。
(五行思想とは、万物は木、火、土、金、水から構成されていると捉える自然哲学)

五体の龍はそれぞれ異なるご利益があると言われています。

  • 青が話術や音楽性など
  • 赤が学業や勝負事、昇進など
  • 白が金運や飲食、結婚運など
  • 黒が健康運、夫婦運、交際運など
  • 金が家庭運、事業運など

方位除けとして著名人も多く参拝しています。

龍のスピリチュアルな意味とは?

龍神様が守護としてつくと人生が大きく好転するとされています。
過去に事を成し遂げた人の多くが龍神様のご加護があったと言われます。

龍神はこの世に姿を見せるわけではなく、エネルギーとして存在し、人にそれを分け与えます。
それによって、気の流れに変化が起き、人生が良くなっていくのです。

神の使者に近いため、分け隔てなくエネルギーを分けるわけではなく、上昇志向の高い人やポジティブで前向きな人を好むようです。

自分に龍神様がついているのか気になりますね。あやかりたいものです。

まとめ丨龍は最強の縁起物だった

ここまで龍についてご紹介しました。

見方、考え方は異なりますが、子供から大人まで人気の生き物であることが分かります。
神社や彫刻、絵画などで龍を見た時、色や姿、特徴の違いを発見をするのもおもしろいですね。
その強力なパワーをいただきつつ。

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