スポンサーリンク

縁起の良い食べもの一覧【お正月・おせち・ゲン担ぎの食べものまとめ】

縁起物

記事内にプロモーションを含む場合があります

食材や料理に縁起が良い食べものがあるのはご存知でしょうか。
普段何気なく食べている料理が、実は縁起やゲンを担いでいて、好んで食べられているものが多くあります。

よくあるのは部活や大会、試合などの勝負事、受験の前にゲンを担ぐために食べること。
縁起の良い代表的な料理を知って、皆さんもここ一番の時にいかがでしょうか。

お正月におせち料理で食べる縁起物

縁起物の食べものといえば、代表的なものはおせち!
すべての食材、料理に縁起の良い意味が込められています。

以上、おせちの食材・料理の22個です。これから1つずつご紹介します。

栗きんとん

栗きんとんの画像

栗きんとんの「きんとん」ってどんな意味か知っていましたか?

きんとんは「金団」と書き、「金色のだんご」や「金色のふとん」という意味があります。
その色の通り、金運アップの願いが込めれられています。
また、栗は武家社会では「勝ち栗」と言われ、戦での勝利を願う縁起物とされています。

黒豆

黒豆の画像

豆には厄除け鬼除けの力があると信じられています。

お正月には、豆の中でも黒豆を食べることで、「黒く日焼けするまで元気に働けますように」「まめに働けますように」「まめに暮らせますように」とういう願いを込められています。「まめ」とは、体が丈夫なことや勤勉なことを表します。

年の初めに黒豆を食べて、1年の無病息災を願います。

魚卵(数の子、いくら、いりこなど)

魚卵の画像

魚卵は数が多いことから、子孫繁栄の象徴になっています。

その中でも、数の子はおせちに欠かせない不動の1品です。卵の数が多いので、「数(かず)」の字を当てて書きます。数の子はニシンの卵巣で、「二親(にしん)=ニシン」に数多く子が生まれることから、子孫繁栄を願う縁起物とされています。 江戸時代には保存がきく干し数の子が一般的で、生よりおいしいとされていました。

今でも、通信販売などで購入できます。戻す手間がかかりますが、一度トライしてみてはいかがでしょうか。

だて巻き

だて巻きの画像

だて巻きは、魚のすり身と卵と砂糖を混ぜて焼いて、渦巻のように巻いて作ります。
巻いてある形が、巻物に似ていることから、学問成就を願う縁起物です。
反物の形にみたて、「着るものに困らないように」という願いも込められています。

卵は子を連想させ、子孫繁栄に。丸い形は、家庭円満を表しているとも言われています。
名前の由来は諸説あります。「伊達(だて)」は華やかさ、派手などの意味があり、普通の卵焼きより華やかなため、「伊達な卵焼き」の意味で命名した。という説や、着物の「伊達巻」が由来という説、戦国武将、伊達政宗が好きだったからという説もあります。

れんこん

れんこんの画像

穴が開いているところから、「先の見通しがよくなるように」という願いが込められています。
なお、れんこんの穴は、酸素が少ない泥の中で育つため、呼吸するための通気口です。

れんこんは種が多いことから「子孫繁栄」の意味も込められています。仏教では、蓮の花は極楽浄土で咲く花とされ、穢れのない食材とされています。

おせちには、酢れんこんや、煮しめによく用いられます。

昆布

昆布の画像

よろこぶ=喜ぶ」の語呂合わせから、昆布はお祝い事には欠かせない食材です。
こぶ=子生」と字を当てることもあり、子孫繁栄を願う意味もあります。鏡餅や結納にも用いられます。

おせちの昆布巻きの「巻き」は「結び」を意味しています。昆布巻きで、昆布と合わせられることが多いニシンは、「二親(にしん)=ニシン」として、子宝に恵まれるという意味があり、縁起のいい組み合わせになっています。

えび

えびの画像

海老とも書かれるえびは名前の通り、曲がった背中と長いヒゲを生やした姿から、「腰が曲がり、ヒゲが長く生えるまで長生きしますように」と祈願する縁起物です。

脱皮を繰り返す生態から、「新たに生まれ変わる」というイメージになり、成長と発展出世の象徴ともされています。

茹でると色鮮やかな赤色になる点も、おせち料理にかかせない理由の一つです。

はまぐり

はまぐりの画像

はまぐりの貝殻は、同じ貝としか合わないようにできているため、夫婦和合夫婦円満の象徴です。

おせち以外にも、桃の節句(ひな祭り)に、はまぐりを食べると良縁を招くとされ、はまぐりの潮汁(うしおじる)は、ひな祭りの定番品です。より縁起のいい盛り付け方法として、お椀に、はまぐりを1つよそい、身がついていない貝殻にもう一つ身を入れて、夫婦を表します。

婚礼の祝い事にも用いられます。

かまぼこ、なます

かまぼこの画像

かまぼこの半月状の形が日の出を表しています。
赤はめでたさ魔除け、白は神聖さ清浄を意味し、紅白で縁起がいいとされています。
切り方を少し工夫するだけで、結びかまぼこや市松かまぼこなど、より縁起が良く華やかな仕上がりになります。

なますは、紅白の水引になぞらえて、細く切った橙色のにんじんと白い大根で作られます。一家の平和を願う縁起物です。低カロリーで、疲労回復や腸内環境の改善などに効果があると言われています。

ごぼう

ごぼうの画像

地中に根を深く下ろすことから、神が宿ると考えられ、「家業や家族が土地に根付いて安定するように」という願いが込められています。

中国から、薬用植物として渡来し「健康長寿」の意味もあるとされます。
おせちには、味が浸み込みやすいように軽くたたいて開くことから「たたきごぼう」(または「開きごぼう」とも呼ばれる)として、新年の開運を願って食べられます。

さといも

さといもの画像

さといもは、大きい親芋に子芋、孫芋がたくさんつくことから、子宝に恵まれる「子孫繁栄」の願いが込められています。

また、頭芋(親芋)を「人の頭に立つ」ようにと、立身出世を願って食べさせることもあります。一般的に親芋は子芋に比べ、粘り気が少なく、ホクホクとした触感になるそうです。

品種により、ねっとり系やホクホク系があるため、食べ比べもおもしろそうですね。

田作り(たづくり)

田作りの画像

田作りは、「ごまめ(五真米、五万米)」から作ります。
ごまめは、カタクチイワシの稚魚を素干しにしたものです。なお、煮干しは煮てから干したものを指します。

なぜ、魚なのに「田」という名前がついているかというと、江戸時代にはイワシが大量に捕れたため、田んぼの肥料にしていました。これにより、豊作になり味もよくなったため、「田作り」と呼ばれるようになったと言われています。そこから、田作りは五穀豊穣の縁起物になりました。

また、豆と同様に「ごまめ」と「まめ」をかけて、「まめまめしく働けますように」という意味もあるそうです。

錦玉子

錦玉子の画像

二色卵とも書かれる錦玉子。
同じ名前で薄焼き卵を刻んだものとは異なり、ゆで卵を黄身と白身に分け、それぞれに甘みを付けて蒸した料理です。黄身は「金」、白身は「銀」を表しています。 錦(にしき)とは、二色以上の色糸や金銀糸を使って、きれいな模様を織り出した高価な絹織物のことで、財宝の意味も込められています。

クワイ

クワイの画像

お正月以外に食べる機会のない珍しい野菜です。
丸いピンポン玉のような形の塊茎から最初に大きな芽が1本でることから、出世を意味する縁起物です。
また、「芽出たい=めでたい」との意味も込められています。

縁起のいい芽の部分を残し、丁寧に塊茎の皮をはいで、六角形や八角形の形にし、亀の形を模し「不老長寿」を願います。

天皇の三種の神器である「勾玉・剣・鏡」を模して、「くわい・たたきごぼう・鏡大根」を元旦に必ずたべる地域もあるそうです。

鯛の画像

「めでたい」の語呂合わせで縁起がいい魚です。

色鮮やかな赤は、魔除け病除けの意味があります。姿かたちもよく、鯛の尾頭付きは、欠けていない姿そのものが縁起がいいとされ、「物事をはじめから終わりまで全うする」という意味もあります。

日持ちもして、姿も崩れにくい縁起のよさから、儀式や贈答にも用いられるようになりました。

たけのこ

たけのこの画像

たけのこ(竹の子)は、10日間で竹に成長すると言われるほど成長が早く、まっすぐ伸びます。

10日間を意味する「旬」と「竹」を組み合わせて「筍」と書きます。竹は次々に子供を増やし、ほとんど病気にならず、風にも強いことから「立身出世」「子孫繁栄」を願う縁起物です。端午の節句で、子供の健やかな成長を願って食べられます。また、おせち料理にも用いられます。

タコ

たこの画像

おせち料理では、関東以北では酢ダコ、関西以南ではうま煮にされることが多いタコ。
茹であげると鮮やかな紅白模様になり、おめでたいとされています。

また、「タコ=多幸」というあて字が使われ、縁起がいいとされます。最近では、英語の「オクトパス=置くとパス(合格)」とかけ、おせち料理にいれたり、合格祈願のタコの置物が販売されたりしています。

カニ

カニの画像

カニは大きなハサミを振る姿が、幸運を招いているように見えることから縁起がいいとされています。
茹でると赤くなり、赤には魔除け厄除けの意味があると考えられてきました。

カニは卵を抱いて卵がかえるまで見守って育てることから、「子宝に恵まれる」という願いも込められています。

あわび

あわびの画像

あわびは15年から20年ほど生きるとされ寿命が長いことから、不老長寿の象徴とされます。
食すると精を出し命を伸ばすと言われ、古来より不老不死の妙薬として珍重されてきました。

お祝いの時の進物に添えられる熨斗(のし)は、本来あわびを長く延ばしたものでした。
「長く延ばす=延命」につながり縁起がいいと考えられてきました。

梅干し

梅干しの画像

シワが寄っている見た目と、梅の木が長生きであることから「長寿」の意味が込められています。

古くから梅の実を燻したり煮詰めたりしたものを胃腸薬として用いたことから、邪気払い無病息災に通じる縁起物として喜ばれてきたそうです。今でも、梅干しは疲労効果や夏バテ防止にいいとされています。

シャケ

シャケの画像

鮭(シャケ)は、川で生まれ海で育ちまた川を上って帰ってきます。
大きくなって帰ってくることや川を上ることから「出世魚」とされています。
また、「災いを避け(サケ)る」という意味もあります。

大晦日や年越しの際に食べられる魚を「年取り魚」や「正月魚」と呼ばれ、地方によって異なっていました。一般的には、新潟県の糸魚川を境に、東側でシャケ、西側で鰤(ブリ)が親しまれてきたようです。

鰤の画像

鰤(ぶり)は、成長とともに名前が変わる「出世魚(しゅっせうお)」で、立身出世を願う縁起物です。
関東では「ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ」。
関西では「ワカナ→ツバス→ハマチ→ブリ」と言われ、その地方ごとに様々な呼び名があるそうです。

江戸時代ごろまで、元服や出世に従い名前が変化することと似ているため、出世魚と呼ばれました。また、鰤は冬が旬で、脂がのっていておいしいことも、おせちに料理に選ばれた理由かもしれません。

季節の行事やイベントで食べる縁起物

食べものの中には、季節やイベント、子どもの成長の過程で食されるものもあります。
今は行事として少なくなったならわしにも、伝統と意味が込めれらています。

これら12個をご紹介します。季節の訪れやお祝い事に試してみてはいかがでしょうか。

春の七草

春の七草の画像

中国では、一月七日の「人日(じんじつ)の節句」に、七種の野菜を入れた羹(あつもの、スープのような煮物)を食べる習慣があり、それが日本に伝わりました。日本では、春の七草を煮込んだ七草粥が食べられます。七草には、一年の無病息災長寿を祈る気持ちが込められています。

春の七草は、地方によって少し異なりますが、「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ」の七種です。胃腸をいたわり、冬場に不足しがちなビタミン類を補える、理にかなった行事食です。

冬の七草

冬の七草の画像

冬の七草は諸説あります。

「冬至の七種」は、冬至に「ん」がつくものを七種食べるといいとされ、「ナンキン(かぼちゃ)・ニンジン・レンコン・ギンナン・キンカン・カンテン・ウンドン(うどん)」とされます。運が倍になるという意味が込められています。

また、明治41年に久田二葉が書いた「園芸十二ケ月」に、『植物学者伊藤篤太郎博士が、先年冬の七草を選定した』とあり、「ふきのとう・福寿草・節分草・雪割草・寒葵・寒菊・水仙」としています。

恵方巻き

恵方巻きの画像

恵方巻きは、節分の日に食べると縁起がいいとされる太巻きずしです。

その年の「恵方(歳徳神がいる方向)」を向き、無言で一気に丸かじりする決まりがあります。恵方は干支に基づいて決まるので毎年変わります。もともとは江戸時代末期に大阪で始まった風習だと言われており、近年全国に広まりました。

そば

そばの画像

年越しそばは、そばのように細く長くと、長寿を願って食べられるようになったと言われています。そばは切れやすいので、苦労や厄災を断ち切って新年を迎えるという意味もあります。

また、金細工職人が散らばった金粉を、そば粉の団子を押し付けて集めたことから、金運を呼ぶという説もあります。

食べる時間に特に決まりはなく、年が変わる前までに食べ終わればいいとされています。

赤飯

赤飯の画像

赤い色が魔除けの力をもつと信じされてきました。
小豆は、「まめに暮らせますように」という願いも込められています。

一説には、かつての日本では赤米が食べられ、邪気を払うと考えられていたため儀礼用に使われていましたが、赤米から白米にかわったため、儀礼用に小豆で染めた赤飯が食べられるようになったと言われています。

祝い事以外に、葬式に赤飯をつくる地域もあり、日常と違う「ハレ」の日の食べ物の代表になっています。

桜湯

桜湯の画像

桜湯は、白湯に桜花の塩漬けを浮かべたものです。桜茶ともいわれます。

結納や婚礼などのお祝いの席では、緑茶は「お茶をにごす」として敬遠され、代わりに桜湯が使われます。湯をさすと、桜の花が徐々に「花開く」ことから、おめでたい場にふさわしいとされています。

寿司

寿司の画像

お祭りや行事、記念日や誕生日など、ハレの日に欠かせない寿司。

寿司は、「寿(ことぶき)を司(つかさど)る」という意味で、縁起がいいとされています。また、寿司には縁起のいい食材が使われています。

握り寿司、いなり寿司、押し寿司、ばら寿司や、魚介類を使わない巻き寿司やいなり寿司などもあり、地方によってさまざまな寿司があります。

なす

なすの画像

「一富士 二鷹 三茄子(いちふじ にたか さんなすび)」と言われ、初夢に見ると縁起がいいとされています。

「茄子(なす)=成す」の語呂合わせで、「ことを成し遂げる」。なすは実がたくさん成ることから「子孫繫栄」につながるという説があります。「毛がない=ケガがない」というおもしろい語呂合わせもあります。

金平糖

金平糖の画像

表面に凸凹のある小さな星のような、かわいい砂糖菓子です。

戦国時代、ポルトガルの宣教師が織田信長に献上したのが始まりと言われています。
公家や高級武士のみが食べられるお菓子として、庶民の憧れだったようです。

今でも皇室の慶事の記念品の引き出物に使われています。
そこから、明治時代になると一般の贈答用・来客用高級菓子として広まっていきました。

ゆっくりと時間をかけて作られることから、夫婦円満子孫繁栄の縁起物として用いられています。

米の画像

米という漢字は「八十八」から成り立っているため、「八」は末広がり、「十」は全てがそろうという意味から縁起がいいとされています。

また、「米には八十八の神様が宿っている」とも伝えられています。
一つの稲穂にたくさん実をつける様子から子孫繫栄の象徴ともされています。

餅の画像

餅は昔から出産・誕生・祭り・正月・五節句など、お祝い事やお祭りに欠かせない食べ物でした。
餅の語源は、持ち運べる飯「持ち飯(もちいい)」や丸い形「望月(もちづき)」からと言われています。

鏡餅の丸い形は、人の心や魂そのもので、心や魂を写す鏡という意味から「鏡餅」と呼ばれました。
お正月には、鏡餅をお供えし、そこに歳神様が宿ると考えられてきました。

お供えした餅をお雑煮にし、おさがりとしていただき、神と共食することで新たな力、年魂(としだま)をいただく縁起物で、「お年玉」はここから生まれたと言われています。

お雑煮の具や味付けは各地方で異なり、それぞれお縁起のいい食材が使われています。

カツオ

カツオの画像

カツオには2つの旬があり、4~5月は初鰹(はつがつお)、8~9月は戻り鰹(もどりがつお)と言われます。
初物が良いとされていた江戸時代には「女房を質に入れても食べたい初鰹」と言われていました。

カツオから作られた鰹節(かつおぶし)は、「勝魚」「勝男節」とも呼ばれ、縁起がいいものとされ、贈り物や結納・結婚式に用いられました。なお、鰹節は世界一硬い食品と言われています。

語呂合わせで縁起の良い食べもの

ネーミングや語呂合わせで縁起が良い、ゲンを担ぐとされている食べものです。
一度試された方も多いと思います。意味を知り、気分を高めて勝負事に挑んでみるのも一つです。

以上5個をご紹介します。

おむすび

おむすびの画像

「お結び」とも書けることから「良縁が結ばれる」「よい結果に結びつく」「努力が実を結ぶ」として、縁起がいいとされています。

また、農業の神、神産巣日神(かみむすびのかみ)名前が起源という説があります。「ムスヒ」は、古代神道で“産む”という意味があり、米粒には神が宿るとされています。米を結ぶことで、霊力を取り込むという意味があるそうです。

一方、おにぎりは、「ご飯を握る」に由来するという説や、「鬼切り」という呼び方からきたという説もあり、魔除けや厄除けにもいいといわれています。

カツ丼、とんかつ

カツ丼の画像

ゲン担ぎグルメとして、定番のかつ丼。理由は、「カツ=勝つ」という語呂合わせからです。

豚肉はビタミンB1が豊富で、疲労回復などの効果が期待できます。

ただし、揚げ物は胃腸に負担がかかるので、試験当日や大切な試合前などは、食べすぎには注意が必要です。
がんばった後の、ご褒美にいいかもしれませんね。

とり天

とり天の画像

とり天は、鶏肉の天ぷらのことで、「取り点=点を取る」の語呂合わせから、縁起がいいとされています。
また、ニワトリそのものも、明け方に鳴くことから「太陽を連れてくる」と言われ神の使いとされています。
「運気を取り(とり)込む」という語呂合わせから、縁起がいい鳥とされています。
大分県の郷土料理ですが、今では居酒屋や定食屋の定番になっています。

ウインナー

ウインナーの画像

ウインナー=winner(勝者)」と名前が似ていることから、縁起がいいとされています。
特に、勝負事には赤いウインナーがいいとされています。

赤はアドレナリンの分泌を活発にするという実験結果もあるそうです。
勝負事の前には、赤いウインナーを食べて、気合を入れてみてはいかがでしょうか。

ネバネバ食材

ネバネバ食材の画像

粘り気がある代表的な食べ物は、納豆、オクラ、山芋などです。「粘り強さ」を表し、「粘り勝ち」につながるなど、受験のゲン担ぎに食べられています。

納豆は、1月6日に食べると、万病の根が抜けていくと言われています。また、栄養価が高いことも知られています。

オクラは、切った断面が五角形になることから、「五角=合格」につながり、受験のゲン担ぎに食べられています。オクラの粘り成分は主に食物繊維で、整腸作用があります。

山芋のぬめり成分は、胃粘膜を守る成分を含んでいます。

どのネバネバ食材も栄養価が高く、胃腸にいいとされています。当日だけでなく、日頃から取り入れて、「粘り」を身に付けたい食品です。

縁起の良い果物

縁起の良いとされる果物をご紹介します。
こんな意味があったの!?と、初めて聞くお話かもしれません。

縁起の良い果物

4つの果物をご紹介します。

いよかん

いよかんの画像

いよかん=いい予感」という語呂合わせと、橙色から「代々家系が栄える」とされ、縁起のいい果物です。

いよかんはビタミン Cや クエン酸が豊富で、風邪の予防や疲労回復にもいいと言われています。
いよかんの旬は1月から3月頃までです。出荷の最盛期になる2月は、ちょうど受験シーズンです。
語呂合わせだけでなく、体にも良いいよかんで、受験を乗り切りましょう。

桃の画像

桃は多くの実をつけるため、多産の象徴子孫繁栄に結び付けられます。
また、不老長寿魔除けの力があると考えられました。

日本の古事記や日本書紀には、桃に関する逸話が登場することから、桃は古来より鬼を避ける「神の実」とされていました。鬼といえば、鬼退治する桃太郎の昔話も有名です。

昔話だけでなく、桃の実=桃仁(トウニン)は、女性の血流を良くするとされていて漢方薬に使われています。桃の葉は入浴剤など、現在でも利用されています。

ぶどう

ぶどうの画像

ぶどうは、ひと房にたくさんの実が付き、ツルが巻き付くことから、多産子孫繁栄縁結び商売繁盛の縁起物とされてきました。

海外では、ワインの原料になる重要な果物で、聖書の中では「神の象徴」とされています。
豊穣」「多産」「生命力」の象徴として、壁画や絵画にも多く描かれています。 日本でも、昔から「葡萄唐草柄」など着物の柄になっています。

柿の画像

嘉来(かき)=喜び幸せが来る」や「お金をかき集める」という語呂合わせで、縁起がいいとされています。
柿は長寿の木であり、干し柿はしわがよることから人のしわになぞらえて長寿を願う意味もあります。

柿の学名は「Diospyros kaki(ディオスピロス カキ)」で、Diospyrosは「神様の食べ物」という意味です。
実は、日本の国果(その国の象徴とされる果物)にもなっています。

中国で縁起の良い食べもの

中国で縁起が良いとされる食べものです。中国特有の意味や由来ですが、日本でも効果があるかもしれません。

中国で縁起の良い食べもの

以上3つの縁起の良い食べものをご紹介します。

餃子

餃子の画像

中国で、餃子といえば水餃子や蒸餃子が一般的です。春節や結婚式などの祝いの席で食べられます。

餃子の形が元宝(昔の貨幣)の形に似ていることから、「金運に恵まれますように」との願いが込められています。また、「餃子」の文字が「交子=子宝に恵まれる」と同じ発音であること、古い年と新しい年とが「交わる」とし、年越しには欠かせないと考えられるという説があります。

麺料理

麺料理の画像

日本と同様、細く長く伸びる麺は「細く長く生きられるように」という健康祈願、切れやすい特徴から「1年の悪いことや苦労を切る」という厄除けの意味があります。

中国の北部で、誕生日や旧正月に食べられる「長麺」は「長寿麺」とも呼ばれ、「長寿」の願いが込められ、麺は長いほど寿命も長くなるとされています。

春巻

春巻の画像

中国の南方と北方の料理で、春節のお祝いに餃子や春巻を食べるそうです。

春餅とも呼ばれ、春を象徴する食べ物です。諸説ありますが、立春のころ新芽が出た野菜を巻いて作られるから、「春巻」と名付けられたという説があります。

頭から尾まで食べるため、「終始一貫」として縁起がいい食べ物とされています。

そのほか、海外で縁起の良い食べもの

主にヨーロッパを中心に縁起が良いとされる食べものです。
意外に思う食べものもあり、スイーツやお菓子が多いように思います。

以上、海外で縁起の良いとされる食べもの8つです。

レンズ豆

レンズ豆の画像

形が硬貨に似ているため、イタリアやハンガリーなどのヨーロッパでは、金運の縁起物とされています。
煮ると水分を吸収して膨らむことから、富が増えるとも考えられています。

イタリアでは、年越しに必ず食べる縁起物の一つになっているそうです。

豚肉料理

豚肉料理の画像

豚は子どもをたくさん産み、前にしか進まないことから、世界的に「子孫繁栄」や「」の象徴として、縁起のいい動物とされています。

日本でも十二支の猪は多産の動物であることから、「子孫繁栄」の象徴になっています。

日本では豚の貯金箱がありますが、世界でも豚の小物を置く国があり、食べて縁起を担ぐ国もあります。豚肉が食べられない人は、豚の形を模した食べ物でもいいそうです。

バウムクーヘン

バウムクーヘンの画像

ドイツ語で「木の菓子」という意味です。
見た目が木の年輪を思わせることから、長寿を祝うお菓子として使われています。
日本でも「夫婦がともに長い年月を添い遂げられるように」と、結婚式の引菓子として人気です。

フォーチュンクッキー

フォーチュンクッキーの画像

クッキーの中に、運勢が書かれた紙が入っているフォーチュンクッキー。

アメリカの中華料理店でサービスされ「中華菓子」のイメージがつよいですが、起源は日本の恋の辻占煎餅と言われています。

1910年ごろ実業家の萩原誠氏が焼いたとされています。その後、日本に先駆けて機械で大量生産されることになりました。しかし、第二次世界大戦の混乱により日本人は土地を追われ、代わりに中華系移民が作り、中華料理店でサービスし始め広まったという説があります。

ガレット・デ・ロワ

ガレット・デ・ロワの画像

フランスで新年のお祝いに欠かせない焼き菓子です。

パイ生地にアーモンドクリームを入れて、中に「フェーヴ」という陶器の人形やコインを入れて焼きます。
切り分けたときに、「フェーヴ」が入っていた人は、1年中幸運が続くと言われています。

シャンパン

シャンパンの画像

シャンパンを注ぐと、常に泡が立ち上がることから「絶えない幸せ」を意味するとされています。

また、パチパチという音は「天使の拍手」と言われ、縁起のいいお酒と言われています。

シャンパンは、「フランスのシャンパーニュ地方で造られ、フランスのワインの法律(AOC法:原産地呼称管理法)に規定された条件を満たしたもの」のみに与えられる称号です。ブドウの品種、栽培や伝統的製造方法、アルコール度数などの決まりがあります。

ドラジェ

ドラジェの画像

アーモンドを砂糖でコーティングしたフランスのお菓子です。

名前の意味は、「幸福の種」。アーモンドはたくさん実をつけることから「子孫繁栄」の象徴で、アーモンドを使ったドラジェはヨーロッパの結婚式や誕生日などに縁起物として用いられてきました。

二人の幸せを分ける、という意味を込めて結婚式のゲストに分けるようになり、それがプチギフトの起源になったと言われています。

丸いフルーツ

丸いフルーツの画像

硬貨や富の象徴である指輪を連想させる丸いフルーツを新年に食べる国が多いようです。

フィリピンでは年越しに13種類のフルーツを用意すると幸運になると言われています。ヨーロッパやアメリカでは年間の月の数と同じ12個を飾ったり食べたりします。

スペインやポルトガルでは、12粒のブドウを食べて、その中に酢っぽいブドウがあるか何個目だったかで、よい年になるか占うそうです。

まとめ:【縁起の良い食べものまとめ】

ここまで縁起が良い、ゲンを担ぐとされる食べものをご紹介してきました。
初めて聞く食べものもあったのではないでしょうか。

古くから縁起物とされる食材や料理にはそれなりの意味や願いが込められています。
何かにチャレンジするとき、また、イベントや節目のタイミングで、これからのこと、これまでのことに良いイメージを膨らませながら食べると良いかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました