酉の市の熊手の値段は、小さなものなら1,000円くらいから。
よく選ばれているのは、2万〜5万円ほどと言われています。
熊手には決まった値段がなく、大きさと飾りの数・種類で変わります。
初めての熊手は、小さなものからで大丈夫です。
2026年の酉の市は、11月7日(土)が一の酉、11月19日(木)が二の酉です。
酉の市の熊手の値段は?大きさと飾りで決まる
浅草の鷲(おおとり)神社の案内によると、熊手の値段はおよそ次のとおりです。
| 熊手 | 値段のめやす |
|---|---|
| 小さなもの | 1,000円くらいから |
| よく選ばれているもの | 2万〜5万円ほど |
| 大きなもの | 何十万円もするものも |
同じ大きさでも、飾りの種類や数で値段が変わります。
飾りが多く、手のこんだものほど高くなります。
熊手の値段は、お店とのやりとりで決まる
熊手には、決まった値段(定価)がありません。
昔は「まけてよ」「このくらいなら」と、お店の人とやりとりして値段を決めていました。
いまは「いくらですか?」とたずねると、大きさや飾りから値段を教えてくれるお店もあります。
「縁起熊手」と「熊手守(かっこめ)」のちがい
酉の市の熊手には、2つの種類があります。
- 縁起熊手:境内のまわりのお店(熊手店)で売っている、飾りのついた熊手
- 熊手守(かっこめ):神社が酉の市のときだけ授けている、竹の小さな熊手のお守り
「かっこめ」は、福を「かっこむ(かきこむ)」から来た呼び名と言われています。
神社の熊手守と、お店の縁起熊手を、あわせて家にお祀りするのが一般的だそうです。
初めての熊手はどのサイズ?最初は小さいものから
初めての熊手は、小さなものからで大丈夫です。
鷲神社の案内でも、最初は小さなものから始めると言われています。
そして、家や会社が栄えるのにあわせて、少しずつ大きくしていくのだそうです。
熊手は、商売をしている人だけのものではありません。
家内安全や、家族の健康など、それぞれの願いをこめて選ぶ人も多いのです。
じつは私も、まだ酉の市に行ったことがありません。
いつか行ってみたいと思いながら、寺社の案内を読んでまとめました。
初めての人が迷いそうなところを、順番に見ていきましょう。
酉の市での熊手の買い方:値切りとご祝儀、手締め
熊手を買える時間
浅草の長國寺の案内では、時間はおよそ次のとおりです。
- 縁起熊手(お店):酉の日の前の夜21時ごろから、酉の日の翌日の深夜1時30分ごろまで
- お守りの熊手(寺社):酉の日の午前0時から夜12時まで
早朝(3時〜9時ごろ)は、お店を開けていない熊手店もあります。
浅草以外の酉の市は、お参りする寺社の案内を確かめてください。
値切った分は「ご祝儀」に
昔から、値切った分をご祝儀としてお店に置いていくのが、粋な買い方とされてきました。
結局はお店の言い値で買うことになりますが、お客は少しだけ大名気分を味わえます。
お店のほうも、ご祝儀をいただいて、より儲かった気分になれるというわけです。
ただし、ご祝儀は昔からの習わしで、決まりではありません。
初めてなら、無理に値切らなくても大丈夫です。
買う熊手が決まったら、手締め
値段が決まると、お店の人が手締めをしてくれます。
商いが成り立ったしるしに手を打ち、家や会社が栄えるように祈るものです。
初めてでも、まわりに合わせて手をたたけば大丈夫です。
2026年の酉の市はいつ?
酉の市は、11月の「酉の日」に開かれます。
酉の日は12日ごとにめぐってくるので、年によって2回の年と3回の年があります。
| 2026年(令和8年) | |
|---|---|
| 一の酉 | 11月7日(土) |
| 二の酉 | 11月19日(木) |
| 三の酉 | なし |
浅草の鷲神社では、午前0時の「一番太鼓」を合図に始まり、まる1日行われます。
時間や場所は寺社ごとにちがうので、お参りする寺社の案内を確かめましょう。
「三の酉の年は火事が多い」と言われるのはなぜ?
三の酉まである年は火事が多い、という言い伝えがあります。
ただ、浅草の鷲神社によると、そのわけは「よく分かっていない」とのこと。
火の用心をうながすため、夜遊びをいましめるため、など、いくつかの説があります。
熊手の飾り方:場所と向き
浅草の鷲神社の案内では、次のように飾るとよいとされています。
- 高いところに飾る(神棚があれば神棚に)
- 北を背にして、南向きか東向きがよい。むずかしければ、北向きだけさける
- 新しい熊手は、年末の28日に飾るとよい。買いかえのときは、すぐに飾ってもかまわない
マンションで神棚がない家なら、玄関やリビングの高いところでもよいでしょう。
古い熊手の納め方と処分
1年間お守りいただいた古い熊手は、授かった寺社に納めます。
浅草の長國寺の案内では、新しい熊手を求めるときは、前の年の熊手を持ってくるように、とされています。
浅草では、長國寺と鷲神社の入り口に「熊手納め所」があります。
納め所に持っていけなかったときは、次のようにすすめられています。
- 小さな熊手:寺社のお焚き上げに、お賽銭をそえて納める
- 大きな熊手:感謝をこめてから、住んでいる地域のごみの分け方にしたがって分解して出す
納め方は寺社ごとにちがうので、案内を確かめてください。
酉の市の由来と、熊手が縁起物になった理由
浅草の鷲神社の社伝では、日本武尊(やまとたけるのみこと)が戦いに勝ったお礼参りをした日が11月の酉の日で、この日をお祭りの日にしたことが始まりとされています。
熊手は、落ち葉などを「かき集める」道具です。
そこから、福やお金をかきこむ縁起物として、酉の市で売られるようになりました。
まとめ
- 酉の市の熊手の値段は、小さなもので1,000円くらいから。売れ筋は2万〜5万円ほど
- 値段は大きさと飾りで変わり、お店とのやりとりで決まる
- 初めては小さな熊手から。値切った分をご祝儀にするのが粋、と言われてきた(決まりではない)
- 2026年の酉の市は、11月7日(一の酉)と11月19日(二の酉)。三の酉はない年
- 飾るのは高いところ。南向きか東向き、北向きだけはさける
- 古い熊手は、授かった寺社に納める
にぎやかな酉の市で、家族の1年の福をかきこんでみてはいかがでしょうか。
参考
- 浅草 鷲神社「今年の酉の市」:https://www.otorisama.or.jp/kotoshi.html
- 浅草 鷲神社「酉の市豆知識」:https://www.otorisama.or.jp/mame.html
- 浅草 鷲神社「熊手・御守等の祀り方」:https://www.otorisama.or.jp/omamori_howto.html
- 浅草 長國寺「酉の市Q&A」:https://torinoichi.jp/qa/

